ストレスは、生きている限り多かれ少なか

れ付き合っていくしかありません。

しかし、今問題になっているのは、東邦大学

名誉教授　有田秀穂さんが提唱している

現代人特有のストレス「脳ストレス」です

脳ストレスは、他人との関係性やトラブル

に起因する接触によるものです。

前回までお話してきたストレス「身体ストレ

ス」は身体に影響が、「脳ストレス」は心に

影響を及ぼすと言えます。

以下が脳ストレスに関係する脳内神経伝達

物質です。

ノルアドレナリン

緊張や不安、集中、積極性をもたらし、ス

トレスに打ち勝とうとするときに働く。

過剰になると攻撃的になったり、ヒステリー

を起こしたり、パニックになったりする。

不足すると無気力になり意欲減退になる。

ドーパミン

喜びや快楽、意欲をもたらす働きがある。

過剰になると過食や買い物依存、アルコール

依存など依存症に。

不足すると無関心になり、性機能低下、運動

機能低下になる。

そして、

セロトニン

共感や我慢の心をもたらす。

アドレナリンとドーパミンの２つが過剰に

なって暴走しないように調節している。


ストレスとうまく付き合うには

「ノルアドレナリン」「ドーパミン」を調節

している「セロトニン」が常に正常に分泌さ

れているかがカギになります。

その為にはセロトニン神経を活性化するこ

とにあります。

その方法は

1、リズム運動

2、太陽の光を浴びる

3、スキンシップ

4、涙を流す

です。

1、リズム運動
　
規則正しいテンポで体を動かす。これは、

運動だけではなく、ガムをかむ、呼吸法を

するでもよいそうです。

私が最近ハマっている座禅もセロトニン神経

の活性化に良いそうです。

2、太陽の光を浴びる

セロトニン神経は、太陽の光に反応しま

す。特に朝日を浴びるのが良いでしょう。朝

日光に当たるとセロトニンが作られますが、

今度はそのセロトニンが夜眠りのためのホ

ルモン「メラトニン」を作る材料になるの

です。熟睡するためにも必要なのです。

朝、太陽の光を浴びながらリズム運動のウ

ォーキングなんてよいのではないでしょう

か。

3、スキンシップ　

人や動物とのふれ合いで「オキシトシン」

というホルモンが分泌されます。このオキシ

トシンは、ストレスの軽減に役立ち、セロ

トニンの分泌を促すとされています。

コロナ禍でストレスの続いた時期にペット

の需要が増えました。癒し効果が、ストレス

の軽減に役に立ったということですね。

4、涙を流す

感動の涙を流すとセロトニン神経を活性

化するというよりも、興奮状態で働く交感神

経からリラックス状態で働く副交感神経に切

り替えられ、ストレスが緩和されると言われ

ています。

整体・はり灸も自律神経を整えることができます。
ストレスを抱え込んで発散できないという方、一度自律神経バランス整体・はり灸を体験してみませんか。